株式会社マスダック見学レポート

レポート

2017年4月18日(火) 本社工場を訪問、見学させていただきました。

株式会社マスダック

設立昭和32年3月
代表者増田 文治
資本金1億円
従業員数259名 (パート・アルバイト除く)  ※2017年4月18日現在
事業所本社・工場/本社営業所(埼玉県所沢市小手指元町1-27-20)
大阪営業所/名古屋営業所/福岡営業所/小手指南工場
事業内容製菓機械の開発・製造・販売 / メンテナンス / 菓子の研究開発・製造・販売
グループ会社株式会社マスダックホールディングス/MASUDAC INTERNATIONAL B.V.(オランダ)
公式ページhttp://www.masdac.co.jp
訪問者北澤裕美子
手記北澤裕美子

社是

水五訓

1. 自ら活動して他を動かすは水なり
1. 障害に遭いて激しその勢力を百倍するは水なり
1. 常に己の進路を求めてやまざるは水なり
1. 自ら潔うして他の汚濁を洗いしかも清濁併せ容るるは水なり
1. 洋々として大海を満し発しては雲となり雨と変じ凍っては玲瓏たる氷雪と化すしかもその性を失わざるは水なり

社訓

創意・誠意・熱意

経営理念


1. 顧客の繁栄を喜びとし、食生活の豊かさづくりに貢献する
1. 蓄積技術を尊重し、創意工夫を重ねおいしさづくりを実現する
1. とことん責任を持ち、きめ細かい対応により顧客の信頼を不動のものとする
1. それぞれに責任体制を確立し、自立精神を重んじた組織のもと効率的な質重視の経営を推進する
1. 目標・実績・評価を明確にし、向上心と生き甲斐をモットーに真の幸福を構築する

私たちの使命

安全・安心・おしいさを実現する菓子生産技術をもって、人々の明るく笑顔に満ちた生活空間や円滑な人間関係の創造に貢献する

訪問感想

2017年4月18日(火) 本社工場を訪問、見学させていただきました。
築地孝男課長、勝山一久執行役員工場長、近藤政弘室長が対応くださいました。
当初、1時間半の予定が、勝山工場長に工場内をとても丁寧に案内、説明していただき、
3時間という長い時間になりました。長時間ありがとうございました。

お菓子の機械メーカーとして出発。機械は数百万円~数億円と高い機械で、
その営業スタイルとして、自社でお菓子(東京ばな奈、ラングドシャ)もつくっている。
1日32万個。忙しい時期は70万個。
スーパーで売られている菓子の1割、どら焼きの95%はマスダックの機械が使われている。
また、その他、白い恋人たち(北海道)、プチシュークリーム(東京)、うなぎパイ(浜松)、紅芋タルト(沖縄)なども、マスダックの機械が使われ、製造されている。

障がい者雇用は、5年前、障害者法定雇用率が改正された時から、スタートした。
2012年 0.2 % 2014年 2.6 %
2017年現4月現在 5 % 精神7名、知的3名、身体3名(視覚、聴覚、人口関節)

現在は、13名の方を雇用(パート採用)している。3月までは14名だったが、引越のため、一人辞めた。
1日6時間勤務。お給料は、時給で、一般のパートの方と同じ金額である。
埼玉県雇用サポートセンターと2ヶ月ごとに定期的に相談しながら対応し、受け入れている。
受け入れに当たり、マネージャーを集め、勉強会を開催。
同時進行で、各部署から、担当する人を決めて、他社に見学にも行き、対応を学んでいる。

実際の仕事

粉の計量をする作業・・・1時間に3600g×27回

  
精神の男性(30代)

パン屋に勤めた経験あり
6年目になり、ミスもなく、アルバイトの指導もできるようになっている。
手袋なしでやっているため、毎日手の傷やつめのチェックをしている。
けがをした場合は、止血などし、2時間は様子を見る。 
不安にならないよう、機械のスピードに関係ない場所で、計量のみという配慮をしている。

お菓子を入れる段ボール箱や中仕切りの厚紙を折る作業

知的、精神、身体の方5名(20代~50代)

こちらは、5年前に網膜変性症で中途障害になった課長さんが、指導役として入っている。
菓子箱を入れる段ボールは、個人ノルマはなしで、5人で6000枚折っている。

箱折の機械のトラブル(紙詰まりなど簡単な修理)の対応

知的の20代男性

間違えずにきちんとできているが、親が最初できないのではと不安で、2,3回見学に来たが、安心してもらうために、親とやり取りをして、理解していただけるよう対応している。

ラングドシャ2種類のチョコレートの補充

精神の20代男性

3,4枚とってゴミがないかなど検査をして機械に入れる作業。
現在、パニックを起こし入院中とのこと、退院したら復帰する。

段ボールに入った重層などの材料をプラスチックの専用の箱に移す作業

精神、知的数名

オフラインなので、時間に追われずに作業できる

お菓子の箱詰め作業 1分間に90個流れてくる

聴覚障害の女性

ラインにトラブルがあったとき、ブザーが鳴るが、聞こえないので、色つきランプが点灯するよう工夫している。
2ラインは自動。
1ラインは手詰め(祭時用など特別な内容の場合)。
手詰めは、製品の安全性を見る訓練が習得できるメリットがある。

配慮していること

ローテーションして、本人の希望により、働きやすい部署に異動することができる。
意欲を引き出し、継続できるよう工夫している。

見える化カメラ:工場全体で90ほどのカメラがあり、トラブルないよう見ている。
事務所だけでなく、ラインごとにPCで見られるようになっている。
24時間稼働のため、工場長は自宅でも見られる。

帽子やマスクの色を替えて、分かりやすくしている

  • 青い帽子は社員
  • 白い帽子はパート、アルバイト
  • ピンクのマスクは、入社3か月以内の人

*手順表をつくって、分かりやすくしている。
*てんかんの発作時の対処方を壁などに貼って、周りの人が対応できるようにしている。
*何かあったときのために、就労支援センターを通して就労してもらっている。

感想

雇用を始めて6年目に入りましたが、引越しの為やめた方以外は、全員継続できています。
働きやすい職場になるよう、様々な工夫がされていて、その人の特性をよく見ていることと本人の希望の部署に異動できるというゆるやかな採用の仕方が、継続につながっています。
また、元気があって頑張れる日も、100%出しきってしまうと疲れるので、50%でもいいんだと伝えて、プレッシャーにならないよう声がけをしています。
障がい者をサポートするために、社員4名で、生活相談の勉強やいろいろなセミナーに参加して勉強をしていますが、もっとサポート出来る人が増やせることが課題とのことです。
障がいの方たちのお給料が、一般のパートさんと同じということで、最初は、出来る仕事量が違うので、同じ時給では不公平だという苦情も出たとのことですが、同じ人として考えてもらえるよう話し合いを繰り返し、理解していただいたという苦労もあったようです。
雇用してよかったこととしては、社員がやさしくなったということです。
試行錯誤しながらも、工夫を繰り返し、働きやすい環境をつくっていること、一般就労しても、いじめに合い、2次障害(うつなど)になって継続出来ない方もいるので、社員・パートさんの理解がある職場になっていることがとても素晴らしいと思いました。
今後は、新しい障害者を増やす予定はないとのことですが、継続していただくことも大切ですが、とてもいい環境になっているので、これまでの経験を生かし、さらに雇用を推進していただけることを願っています。

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