【開催主旨8】「いい会社」研究会で学んだこと

開催主旨より

【開催主旨】「いい会社」研究会で学んだこと

手記 北澤 裕美子

「いい会社」研究会に所属(2011年~)し、「いい会社」の研究・調査とともに、全国の「いい会社」といわれている企業の訪問にも参加してきた。 「いい会社」には、 “しなければならないことをする”“してはならないことをしない”という大原則がある。 「いい会社」とは、「従業員とその家族を大切にする」「成長し続ける会社」であることとその関係者すべての幸せである。 地域・社会へ貢献する意識も重要である。 このような会社であれば、リストラをすることはない。また長時間労働、低賃金などで、社員を苦しめることもない。

会社から大切にされていればストレスも少なく、人間関係も良好になり、仕事に生きがいを感じ、生きることに喜びを見出すこともできる。 しかし、ブラック企業と言われる会社も現実には多く、時間外労働、リストラ、セクハラ、パワハラなど従業員を平気で苦しめている実態もある。 実際に「いい会社」といわれている企業を訪問した結果も、それらは顕著である。 社員のやる気やモチベーションが維持されており、社会貢献の意識も高いと感じた。

障がい者も、障がい者だけで隔離されることなく、一人の人として大切にされており、社員の中でいきいきと働いている現場もたくさん見てきた。またその特性を理解し、   工夫をすれば、普通の人と同じに働くことができる。(株)日本理化学工業は、「日本でいちばん大切にしたい会社」(著者 坂本光司氏)の最初に紹介されている会社で、社員の75%が障がい者である。言葉が話せない重度の方も普通に働いている。 文字が読めない人のために、色で区別できるようにするなど、至る所に 工夫が凝らされている。「いい会社」では、会社側の理解と努力があり、社員も障がい者を差別することなく、職場の仲間として当たり前に受け入れている。 ただ優しくするというのではなく、ひとりの社会人としての教育も行っている。

社員やその家族を大切にする「いい会社」が増えることで、家庭内での人間関係にも大きなメリットがあり、人の幸せにつながると確信している。 障がい者を雇用する会社も増えてきてはいるが、正社員として雇用する会社は少なく、パート採用の会社が多い。 「いい会社」といわれる会社では、正社員として雇用しているところが多い。

人の幸せは、精神的・経済的安定と健康であると思う。 従業員とその家族を大切にする「いい会社」を増やしていくことが、経済的安定や精神的安定にもつながる。 障がい者の雇用も、理解ある会社が増えれば、制度で法定雇用率を上げることなく、促進すると思う。そして障がいがあっても、自己実現できる成熟した社会になるのではないかと思う。

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